読了本
- 「野球の国のアリス (ミステリーランド)」北村薫さんによるミステリーランドは、鏡の世界に入り込んだアリスが得意な野球で活躍する話。中学生になると、大好きな野球を続けることはできなくなってしまうアリスが、最後の試合をすることになった!この中学生になると、という微妙なところをんまー、北村薫さんは上手いなぁ。最初のあたりは「不思議の国のアリス」のパロディがそこかしこにありましたが、中盤からはそれもなくなって野球野球してました。
ミステリーランドは、70%くらい読んでる。一番面白かったのは「探偵伯爵と僕 (ミステリーランド)」(森博嗣)。けっこうえぐい展開とかあったりする話が多く、半分くらいそうな気がする。まあ、えてしてこどもはそういうものが好きなものだけど。ちょっとしたミステリを読んでみたい人にはいいんじゃないかと。恩田陸さんのが読みたいなぁ。
- 「クローバー (IDコミックス)」四姉妹のそれぞれの話。こういう毒の無い話って、ぐさっとはこないけど、しあわせな感じが残る。絵柄として、もうちょっとキャラクターの幅が広がるといいかなーとは思う。表紙デザインは好きー。
- 「リネンとガーゼ 1 (りぼんマスコットコミックス クッキー)」手作りグッズがネットで評判の女の子の家に、幼児がやってきた!姪っ子にペース崩されっぱなしの彼女は……という話。クラフト作家、というところにひっかかって購入したけど、んー、もうひとつクラフト作家らしさがほしーなぁ。子育てしているだけあり、幼児らしさはむちゃくちゃある。同時収録された前後編「フツウの彼女」はなかなかよかった。
- 「ヤナセさんちの兄弟 (B’s LOG Comics)」ものっすごく微ボーイズラブな感じの話ばかり。「たまごの見る夢」以外はなんかすげー好きだ。ガールズラブものにちかいノリですね。本人たちは悩んだりはするんだけど、最後にはしあわせだけがある、みたいな。