読了本
- 「盗まれたガーディアン・プリンセス (コバルト文庫)」「求婚されたガーディアン・プリンセス (ガーディアン・プリンセスシリーズ) (コバルト文庫)」「恋におちたガーディアン・プリンセス (ガーディアン・プリンセスシリーズ) (コバルト文庫)」「誘惑されたガーディアン・プリンセス (ガーディアン・プリンセスシリーズ) (コバルト文庫)」「約束されたガーディアン・プリンセス (ガーディアン・プリンセスシリーズ) (コバルト文庫)」19世紀初頭のロンドン。侯爵令嬢でありながら、裏では義賊ガーディアン・プリンセスとして活躍中のヴィヴィアンは、いきなり怪盗バロンに唇を奪われて、次第に心も奪われていってしまう。時を同じくして、彼女に近づいてきた成り上がりもののジェラルド・ムーアは顔はいいけれど腹の立つことばかりしてくる。父侯爵が行方不明の現在、ヴィヴィアンの心は誰のもの?最新刊まで一気読み。うーん、面白かったけど、ちょっと描写や場面と場面のつながりとか、動機とか、いろいろと不足しているような気がする。パパもあれきりだから、いっそ出さない方がよかったんじゃん?というくらいだし。構成に難があるというか。キャラクターと、秘密を持った関係、という設定は面白いと思うけど、もうちょっと納得できるようになっていれば、他人にもおすすめできるレベルなのになー。もったいない。キャラクターとシチュエーションだけでできている紙芝居っぽいというか……ライトノベルなんてそんなもの、と思っている人はいそうな感じがする。わかりやすくいえば、若年者向けハーレクインというか。肉感的な描写、というかキスシーンがやたらでてきて、色っぽいので、そういうのが好きな人はいいかも。
……と、悪口を書いているようですが、あまり説明なんかいらない、なーんも考えずにロマンスを楽しもうかな、というときにはいいんじゃないかと思います。なんだかんだいおーと、一気読みしているわけだし。