読了本

　今日のひとりごとに読書感想追加。３週間ぶりなのは、FTPがうまくできなかったためです。すみませんでした。

• 「ディミティおばさま現わる (優しい幽霊 1) (ランダムハウス講談社文庫)」幼いころきいて育った架空の「ディミティおばさま」か死んだ！？離婚して貧乏まっしぐらの生活を送る彼女に舞い降りた話とは……。評判通りとても面白かったです。架空のキャラクターだと思っていた「ディミティおばさま」が死んだ、と聞かされた主人公が英国に飛び、そこで知ったおばさまの物語を追っていくミステリ・ちょいラブロマ。主人公がまーしっかりしてて、ちょっとやそっとじゃ落ちないので、優等生な彼が苦労するのも笑える。小さい頃からいっしょにいたうさぎのぬいぐるみもとてもよいなー。「魔法製作所」が好きな人ならおすすめ！

• 「おそろし 三島屋変調百物語事始」悲しい出来事があってすっかり他人と触れ合うのが怖くなった姪のため、「百物語」を企画した店主。話だけではなく、奇妙な出来事が姪の周囲におき始める？犯罪の後の関係者のこころもち、というと、同じ作者の「楽園〈上〉」をどうしても思い出してしまいました。なんかものすごくここにひっかかってるのかなあ。ホラーとしてもよくできた作品ではないかと。