読了本

• 「たまさか人形堂物語」今は人形の修復をメインにやっている人形店の話。日本人形だけではなくて、西洋・現代のアートに近いものもありで、表紙ほどほのぼのはしていない（笑）話でした。でも面白かった。つくるんじゃなくて、修復ってとこがポイントですね。もともとある人形を消費するのではなく、直してまでまた側にいてほしい、直してやりたい、という気持ちがこもった人形とは？というところで、よいツンデレ人形師くんもでてて、楽しめました。

• 「雛のほそみち ~青葉若葉の恋道中!~ (B’s‐LOG文庫)」剣士として一人前になりたいと思っていた雛は、芭蕉と曾良の奥州への旅についていくことに決めた。ところが、幼馴染の鹿之助も雛についてきてしまって……。時代ものラブコメ。なかなか面白かった。ただ、もう少し謎が明らかになってラストか、と期待してしまったがためにがっくり。基本路線はもう決まっているので、そのあたりでどぎまぎする必要はなく、短く終わるのかな？という感じ。芭蕉語りは必要ないかなーと思いました。曾良が謎の美青年として描かれていて、ほんととどのくらい違うんだろう？と思いましたです。まあ、美青年てことはないと思うけど。