読了本

• 「昆虫部」昆虫になんて全く興味のない孤高の高校生、小栗颯太郎は、昆虫部に誘われて、ちょっとのぞいてみるつもりだっただけだった。それなのに、いつのまにか企画の主催者として……まきこまれ型部活青春もの！にゃー！文化祭は盛り上がるにゃー！（笑）弱小昆虫部がいかに文化祭に参加するかは、読んでのお楽しみですが、ちょーもりあがります。これこそ、文化祭のだいご味ですねー。青春部活ものがお好きな方ならおすすめです。にこにこ。

• 「少年鉄人」転校生の鉄人は、「世界を変える」ことを目的に友達をつくったり、いろんなことをやらかして、周囲の興味と好奇心をそそる。鉄人がいかに自然に他人をひきつけて巻き込んでいくかが面白かった。ラストはちょっとあれ？という展開だったけど、とちゅうまではめっちゃ面白かった。この人の話は、とっぴょーしもない話より、何もない日常の方が面白そうな気がする。

「友達になるのに許可は必要ない」義之が微笑する。「そういうことを言ってた奴がいるんだけど、知らない？」
「よく知ってる」
義之と太一「少年鉄人」p169より