読了本
- 「よろずのことに気をつけよ」祖父が殺された。原因は呪術に関わることと知り、呪いが専門の研究者を探すが……。祖父は、呪われるべきのような罪を犯していたのか?現代が舞台の呪術ミステリ。おー、これは小野不由美さんの「屍鬼」のミステリ部分が好きな人なら面白いかも。私はすごく楽しめました。これは期待できる新人だわ〜。「呪いが成就する=効力を持つか」ではなく、「それを信じている人ならどう行動するか」とか土着的な信仰とか、私にはすっごい面白いネタが続々とでてくるんだもん!
- 「異界の魔術士 (レジーナブックス)」きがついたら異界にいた高校生女子。特技は機械いじりな彼女は、「魔術師」として王女をなりゆきで助けてしまう。少女小説というよりは、ライトノベル感が強かった。ラブコメはなし。ちょっと主人公が落ち着きすぎかなあ……感情的にもぶれないし。これで高校生はちょっとこわい。どんだけ修羅場くぐってんだ(笑)。「詐騎士 (レジーナブックス)」が似た路線かも。