読了本
- 「最悪彼氏」失恋した日にいかにもなイケメンに告白されたあずさ。しかし、彼の家に行ったら女性の「お友達」がいて……。やーやー、彼女、妻（彼、夫）にどこまで求めるか？求められない場合はどうするか？どこから浮気なのか？という話なのですが、ある意味解決はしていないような気もしつつ、考えさせられました。女性はちょっとそこまではどうかなーという気もしました（身体的に）が、病気は男女ともにだよなー。あずさには本来別の選択肢もあるはずなので、そういう逃げ道も用意してやってもよかったかもなー。直接えろい描写はありませんが、そういう話もあり。
- 「金木犀の徴 探偵・藤森涼子の事件簿」女性の探偵である藤森涼子は、正義感がやや強め。仕事に関係なくてもついやってしまうこともあったり……。女性のみの探偵事務所が楽しくてたまらんかった。やー、このシリーズすっきやわ〜。事件は暗めの話が多いけれど、事務所での楽しそうな様子が相殺してくれているような気がしました。
- 「侯爵に甘いキスの作法 (ラズベリーブックス)」パティシェのマリアは、かつて貴族の次男とかけおち騒ぎをおこして、長男に示談金を渡された過去があった。やっと素敵な店舗を見つけたと思ったら、その長男が隣に住んでいるらしく……。三人は幼馴染なのですが、このお互いの思い出が素晴らしかった。今まで、あまり時代ものの幼馴染でこんなに思い出が語られるものを読んだことがなかったのですが、ひとつひとつが輝いていて楽しそうでとてもよかった。
- 「グッバイ・エンジェル (MIRA文庫)」幼い頃、怪しげな集団で育ったジェイドは、そこからラファエルとともに逃げ出して逃亡生活を送っていた。毎晩恐ろしい夢で目覚めるジェイド。だが、ラファエルの残りの時間は少なく……。ロマンスである必然性は特にないかあ……と思ったけど、そういう意味で必要なのか。うむうむ。これはラファエルが生きているverも読みたいなあ。それはそれで、いいと思うんだけど。
