読了本
- 「図書室のキリギリス」夫が失踪し、離婚した詩織は高校の図書室で働くことになった。司書の資格をもたない詩織は、事務員のような扱いを受けつつも、司書としての務めを果たそうと努力する。学校図書館って、司書資格なくても働けるんだ!ということにまず驚き。薄給だろうし、住むところが(今のところ)保証されているからこそがんばれるんだよ?ということを詩織さんにはもうちょっと感謝してほしい……。司書の仕事としては、なかなか面白かったです。マガーク少年探偵団なつかしい。
- 「精霊探偵 (新潮文庫)」妻を失ってから気力を失っていた彼は、人の背後霊を見ることができるようになっていた。知人の依頼である失踪人を探すことになるが……。実はホラーだった。
- 「愛しき顔がよみがえる (ヴィレッジブックス)」愛娘を失ったことから、頭蓋骨から顔を修復する復顔師となった女性が、事件に巻き込まれていくサスペンス。顔の下半分の表紙がきになって手に取りました。復顔師という仕事に真摯に、ときに真剣に向き合いすぎてしまうイヴが魅力的です。ロマンスかと思ったらそういうシーンはなく、男性も複数現れるので、これはサスペンスというくくりでいいかと思います。これだけで完結ではなく、続きもののようです。
- 「まねきねこ不動産 3―仙台不動産事情 (ねこぱんちコミックス)」仙台が舞台の猫もの。猫を猫っかわいがりしていないところが好き。仙台だけど、地震のことはほぼかいていないのがこのマンガらしいと思います。