読了本
- 「石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)」背の小さな新米女刑事が主人公の刑事ドラマ。女性が主人公なためか、ハードボイルドすぎず、私の好みである猟奇殺人鬼の話で予想以上に楽しめました。これは続編も読もう。ラスト近くの、「彼女に危機を感じた理由」がえー、な感じでしたが、まあそこ以外はなるほど、と楽しめました。殺人分析班の面々がそれぞれの興味をもっているところで……というのは楽しかった。
「私、体が小さいでしょう。危ない場面になっても、なかなか命中しないと思うんですよね」
塔子「石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)」(麻見和史・講談社文庫)p420より
- 「あじさい寮物語〈3〉ブルーバースデー (講談社 青い鳥文庫)」寮生活を送る女学生の日常。思わぬトラブルに巻き込まれて、自己弁護をしないでがんばる彼女はすごいなあ。ラストの「彼氏がやってしまった」ことが笑えた。そりゃー結果的にはいいことになっても、怒るよ〜(笑)。
「人は、だれでもまちがいをします。まだ十代の未完成の少女に、やりなおしのために『許し』のチャンスをあたえるのは、とうぜんです。」
「あじさい寮物語〈3〉ブルーバースデー (講談社 青い鳥文庫)」(遠藤みえ子・講談社青い鳥文庫)p161より
- 「誰にも聞こえない (上) (扶桑社ロマンス)」「誰にも聞こえない (下) (扶桑社ロマンス)」ミステリというよりはサスペンス+ロマンス要素という感じ。犯人がいままでにみたことのないことをしていたので、なかなか面白かった。これは……現実にあったらほんとイヤ。