読了本
- 「革命は恋のはじまり -2つの求婚と目覚める想い- (ビーズログ文庫)」「革命は恋のはじまり ~告げる想いと自立する願い~ (ビーズログ文庫)」「革命は恋のはじまり ~絡まる希望と途切れぬ想い~ (ビーズログ文庫)」革命によって後宮から出されてしまった少女が、自立して自分の道を選び、人生の伴侶も選んでいく物語。小田菜摘さんというと、歴史を絡めた大きな舞台の少女小説というイメージでしたが、こんなラブコメも書けるんだなあ。すごく面白かったです。ヒーローがいまどき珍しい純情真面目青年なのもいいけど、何より女の子が世間を知ってはいるけれど頑張る少女なのが、好感を持てる要因かな。王女などの特別な地位にいる女の子ではなく、ちょっと誤解で一部にあがめられたりはしているけれど、日常は平凡なところがまた楽しい。四巻は歴史談義が入り、さすが小田菜摘さん!と思いました。近代、しかも西アジアが舞台というのも珍しい。