読了本
- 「壊滅騎士団と捕らわれの乙女3 (一迅社文庫アイリス)」「駆け落ち」ついでに故郷に帰ることにした二人。基本、相手のいうこと聞いていない人たちのラブコメ。今回は面白かった!特にラストのほう。「被害者を増やさないため」は、つまり「彼を加害者にしないため」でもあるんだなと。そんなヒロインには構わずまーみんな好き放題やってるよ(笑)序盤なんかまんまテロだし。クロッシアがけっこー気に入っています。
「我が娘ながら粗忽者でおっちょこちょいで、裁縫も料理も苦手、特に美人との評判もなく、人を惹きつけるような会話力もなく、聖母のような優しさを持っているわけでもなく、なんの取り柄もないような娘だが、心根だけはまっすぐ……に見えて時々人の心を鋭くえぐるような言葉を発してかわいさ余って憎さ百倍……」
「壊滅騎士団と捕らわれの乙女3 (一迅社文庫アイリス)」(伊月十和・一迅社アイリス文庫)p173より
- 「ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 (角川ホラー文庫)」大学生の学園生活の中のホラー事件は面白いのですが、ラブはいいかげにしろ!というくらい煮え切らなかった……なんなんじゃー!こよみちゃんが痛々しいぞー。
- 「死神うどんカフェ1号店 二杯目 (YA! ENTERTAINMENT)」死神が経営するうどんカフェの常連の希子。図書館で出会った先輩とのつきあいを反対されてしまうが……。内省的な希子の決断とその結果が痛いけど、そういうこともある世の中で、それをいかに「受け入れ」て生きていくかが語られていました。いいシリーズになるかも。切り捨てるのは簡単だけど、傷つけるより痛いかもしれない。