読了本
- 「かけもち女官の花○修業 -愛人路線はいばらの道!?- (ビーズログ文庫)」女官として王宮に入ったのに、いつのまにか王子の恋人っぽい立場になってしまった絵描きの女の子の話。ファンタジー設定とうまく絡めていて、すごく面白かった。最近の少女小説の中ではなかなかの白眉でした。ヒーローもあるいみしたたかで楽しかったです。ヒロインの変人っぷりにもひかない徹底した態度がステキ。
- 「なりゆき斎王の入内 -その想い、ひとかたならず- (ビーズログ文庫)」斎王だったんだけどなんだか入内することになってきた姫君が、自分の恋心に気づいてからのいちゃいちゃがいい仕事。
- 「学校のぶたぶた (光文社文庫)」学校のぶたぶたさんは、スクールカウンセラーでした。現代の学校はいろいろと問題を抱えていそうですが、先生たちも「働いている」わけだし、大変だよな〜。
- 「書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)」書店を営む女性のところにやってきたバイト希望の最近の「若い子」。彼が殺人事件の犯人なのか?猫が「推理」するってのを信じている店員たちだけど、前作を知らないのでええー、という気もしないでもない。これを二作目から訳すってのはどうかなー……。まー一巻が面白くなかったのかもしれませんが。バイト君が非常に好感度高くて、あと猫がきまぐれで楽しめました。それだけに主人公とその恋愛にあまり興味がわきませんでした。