読了本
- 「ROOM NO.1301―しょーとすとーりーず・ふぉー (富士見ミステリー文庫)」短編集。最近の短編は、本編のキャラクターよりは、喫茶店関連が多いです。だからかちょっと地味めかな。エロは最初の一作以外はなし。
- 「阪急電車」有川浩さんの独立した短編集。オムニバスストーリー、かな。阪急電車に乗り合わせた人たちにそれぞれスポットを当てていく、他の話にも脇役として出てくるという話になっています。有川浩さんの書く男性は、ちょっと似た感じが多いなあと思いました。暴力気味の男子を除けば、優しさを持っているちょっと不器用な大人が多いなあと。その分、女性の面白さが際立って面白いのでいいんですが。意外と恋愛話ばかりではなかったのがよかったです。犬の話とか。ただ、ラストはちょっと似た風合いなものが集まってしまったので残念。まあ、「その後」を描くとしかたないかもしれないけど。高校生の彼氏がちょっと気に入ったので画面に出てきてほしかったなぁ。ちょっと読んで楽しんで読めることはうけあいな一冊でした。
