読了本
- 「光の精煉師ディオン 指揮官は明日を夢見る (角川ビーンズ文庫)」化学物質の融合と分解を、石と「炉」で操ることのできる「精煉師」のみが所属する部隊の二人の少年が主人公のシリーズ六巻目にして最終巻。……なんだけど、今回は、その上司であるキースがディオンの母代わりの人造犬・アッシュとともに失踪、実は彼らは「黒雷獣」を復活させようとしている！？という、キースが主人公的展開（笑）。生き物苦手なキースが何で、と思ったらまたそんな事情が……。もちろん仮面の変態もおじいちゃんも登場で、満足いく結末でした。このシリーズは、恋愛要素こそほぼないですが、男の子＋青年らが軍隊で（といっても傭兵っぽいノリだけど）わいわい楽しくやっている感じを楽しむのにはとてもよいシリーズでした。そういうのが好きな人にはおすすめです。途中の女装に脱線な感じも含めて面白かった。
「置いて行かれた方だけが辛いなんて思ってやしないでしょうね。置いて行く方だって同じくらい辛いのよ」
アマーリエ「光の精煉師ディオン 指揮官は明日を夢見る (角川ビーンズ文庫)」（村田栞・角川ビーンズ文庫）p85より
- 「シュガー・ファミリー 第5巻 (花とゆめCOMICS)」デビュー後第一作を同時収録。これ覚えてるなぁ。やっぱり昔から絵柄が綺麗。年の差好きですよね（笑）。
- 「笑うかのこ様 第2巻 (花とゆめCOMICS)」観察好きの中学生、かの子はクラスのだれかを今日も観察。傍観者でいるために誰とも親しくならない。かの子さんの目からみた「普通の少女マンガ」な登場人物たちの生活は……。自分も観察好きなので、この話大好きです。ミステリ風味なアイドルものはちょっと番外編ぽかったかな。どこまで続けられるかわかりませんが、こういう目線は持てる人にしか持てないので、この作者は追っていくつもりです。
「１人の想像はただの妄想かもしれませんが 二人の想像なら創造になるんです！ 現実を変える力を持ってるんですよ！」
「笑うかのこ様 第2巻 (花とゆめCOMICS)」（辻田りり子・白泉社花とゆめコミックス）より
- 「屍鬼 4 (ジャンプコミックス)」いよいよ夏野に魔の手が。この両親もひどいよなあ……夏野がこうなるのもしかたないかも。
