読了本

• 「カラクリ荘の異人たち 3 ~帰り花と忘れ音の時~ (GA文庫)」妖怪たちの世界と人間たちの世界の狭間にある空栗荘に住むことになった太一。ここの暮らしには慣れてきたが、出てきた家のことが気になり始め、初めてのケンカを友達としてしまう。少しずつ、変わってきた太一くんが、よくわからないまでも、何かが変わってきていることだけを少しずつ感じてきている様子がじっくりと描かれています。次で四季が一巡するんだけど、完結しちゃうのかな？よいシリーズになってますなあ……。妖ものとしてもおすすめ。

• 「火曜日はトラブル―なんでも魔女商会〈8〉 (おはなしガーデン)」「なんでも魔女商会9 ルビーの魔法マスター (おはなしガーデン)」「三毛猫一座のミュージカル―なんでも魔女商会〈10〉 (おはなしガーデン)」「魔女スピカからの手紙―なんでも魔女商会〈11〉 (おはなしガーデン)」ツンデレ魔女のシルクがお洋服をリフォームするシリーズ。前ほど面白くはなかったけど、コンテストは燃えた。たくさんのドレスも見れたし、満足ー。

• 「魔使いの戦い〈上〉 (sogen bookland)」「魔使いの戦い〈下〉 (sogen bookland)」魔を封じる役目を持った「魔使い」の見習いとなった少年の戦いと成長を描くシリーズ第四弾。魔女たちの村が集まる里へ襲撃をかけようとした魔使いたちだが、先手を打たれ、トムの家族が危機に陥る。とにかく、あっちゅーまにもう打つ手なしかよ！みたいな状況に陥って、更にこれかよ！みたいな追い打ちがかかるのがしょっちゅうなこのシリーズも第四弾。でも、ここにきてアリスとの仲はやっと落ち着いたみたいでちょっとほっとしています。そこまで危ういと、もう立ち位置がわからん（笑）。このシリーズはその安定感のなさ、不安の中で数少ない信じられるものを手に戦う、というところが面白いですね。ラストはまた、不安の中で終わっちゃうし。これ、どうなるんすか……。