なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 闇長姫 (講談社BOX)」編集者の椎名は、「ちょっと変」な国立駅で、「最強の女子高生」マリカに出会う。彼は「世界を救う」ことができるのか?なんといっても、「終夜図書館」でしょ。こんな図書館、全本読みの憧れだよね!(笑)ちょっと闇長姫がちっちゃい感じがしたのと、もう少しコメディっぽくなく、神秘的な感じにした方がよかったかなーという気はしたけど、ほぼ同じ設定の「世界線の上で一服 (ファンタジーの森)」よりはかなり上になったと思います。前作は、かなり主人公が作者をモデルにしたところが鼻についてしまって、読者の感情移入を妨げるところがあったのだけれど、こちらは編集者なので「創作物」との少し空いた距離感がよかった。女子高生との関係性も、前のはちょっと性的関係を意識させるところが私はひいてしまったので、こちらぐらいがよかった。以前の作品でも、早見裕司さんの司書+図書館のイメージが好きだったので、終夜図書館のシリーズにしてほしいわ〜。BOXでも買うよ〜。

「この図書館に、ない本はないのです」
館長「闇長姫 (講談社BOX)」(早見裕司講談社BOX)p81より