読了本
- 「シスター・ブラックシープIII 薔薇と聖歌 (角川ビーンズ文庫)」女であることを隠しながら助祭をしつつ、「黒い羊」としても暗躍しているコンスタンティン。「黒い羊」の偽物が現れ、また正体がばれそうにもなってしまうコンスタンティン!意外と「黒い羊」とは「なんなのか」が、コンスタンティン自身決めかねているところがあって、そこでうろちょろしつつ、コンスタンティンに固執する人物も現れて、混乱しているところが面白かった。もっといけいけ!「黒い羊」=正義ではなくて、善行をちょっとつまないとわが身が危ういからちょっとやってみてる的なところがある。そのままいっちゃっていいのか、どうするんでしょう。自分的にはヒース一押し!おっさんだけど(笑)、多分コンスタンティンが一番好きだよ〜。
- 「白い月の丘で (カドカワ銀のさじシリーズ)」幼い頃に出会った亡国の王子ハジュンと再会し、再度憧れる気持ちを抑えきれなくなってしまったマーリィ。そして彼の不在の間に訪れるようになった貴族の青年カリオルの正体は……。前作「碧空の果てに (カドカワ銀のさじシリーズ)」の隣国が舞台となっていますが、恋愛面ではこちらの方がいろいろあったかな。「国」として、というよりは、「民のために」ということを思って成そうとすることと、カリオルのやっていることの軽さがちょっとバランスとれてなくて、残念でした。ここはハジュンだけor弟(笑)にしてもよかったんじゃないかなあ……。いやー、弟はまじ可愛かった(笑)。カリオルは、やってることが危うすぎて、この後どうなるのか心配すぎ。あとは、私はどうしても(笑)従者スキーなので、王子よりは、ソンボが良すぎるっ。幼馴染とか好きな人はいいかもです。