読了本
- 「むしめづる姫異聞 ―王朝スキャンダル― (コバルト文庫)」異形の帝が好きになったのは、虫が大好きな姫君でした。男装とはいえ、べつに男っぽいわけではなく、無理なく淡々とあるがままに生きているヒロインがまぶしー(笑)。形だけの妻にもヘタレ認定されている帝には、もちろんまぶしいことでしょう。
- 「夢より短い旅の果て」著名な「鉄道旅」のサークルにどうしても入りたかった香澄は、試験に受かるために必死だった。そのサークルに入りたい理由は誰にも言えなくて……。鉄、というほど鉄道に興味があるわけではないけれど、という香澄の立ち位置から見た鉄道旅。その時々で一緒の人が違っていたりするけれど、鉄道の旅は少しずつ香澄の気持ちを変えてくれる。私も鉄道に乗るのがちょっと好きな人なので、楽しく読めました。ぜひ続きを読みたいです。
「鉄道での旅は、考える時間がすごくたくさん持てるんだよね。いろんなことを考えながら、自分のからだが否応無しに遠くへと運ばれていく」
「夢より短い旅の果て」(柴田よしき・角川書店)p74より
- 「かつて魔法少女と悪は敵対していた。(2) (ガンガンコミックスJOKER)」悪の組織の参謀さんと汚れなき魔法少女のラブコメ。新キャラも出てきたけど、やっぱりこの二人が一番楽しい。