2019-06-08 読了本 読書 「君だけのシネマ (わたしたちの本棚)」母親のいうことをききつづけた史織は、島に行くことを決意した。それは、彼女がはじめてした選択……。もっとさわやかな話かと思ったら、意外や意外なすごくいい話だった。母親による呪縛でがんじがらめになっていた史織が、祖母と父親、友達に支えられて、おびえながらも少しずつ選択していくさまがとてもよかった。こういう物語を必要としているひとがいると思う。そして、この物語の「シネマ」が私には読書なんだなと痛感しました。おすすめです。 「ミス・アナベルの秘密のキス (ラズベリーブックス)」