読了本

• 「封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ (2) (ルルル文庫)」封殺鬼シリーズの新幕第二弾。やっぱり聖はいいなぁー。その分、新キャラの彼の影が薄くなりがちですが……聖の前にはしかたないですよ！ああ、やっぱりあの二冊は復刊させるようで。そんなケチケチしないで、全巻だしなおそーぜ！！とか（笑）。
• 「彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)」短編集。百合姫という名の、黎深の妻のエピソードが一番長く、面白かった。この作者の描く女性は爽快感ありますね。鳳珠さんがめろめろになってるのも面白かった。秀麗とも絡みも見たい。
• 「鎖衣カドルト (ウィングス・コミックス)」異文化の間の埋められないギャップの話。ああ、あるよねー、こういうこと……。ファンタジー世界の中で語られているけど、その内容は、私たちの生きる世界でたくさん起こっている話。小さな衝突や、武力を使った衝突や、いろいろあるけど、ひとりひとりは、それぞれものを考えている人間で、お互いが、相手が死ねばいいと思っていなくても、理解しあうことができないことがある。それでもそれでも、お互いを思い合うことはできないのかなあ。デビュー作の「一人の王にさしあげる玩具 (ウィングス・コミックス)」を思い出しました。これにも、思い悩む人がでてきた。
• 「ヴィリ (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)」大人の世界のバレエ話。あー、やっぱり読まなくてよかった……。失敗失敗。舞姫は、こどもが主役だからいいんだよなー、と実感しました。こういうどろどろは、自分で買うほど好きではない。