読了本
今日のひとりごとに読書感想を追加。
- 「DOORS II 新たなる敵を修繕せよ! (角川スニーカー文庫)」いきなり「世界」がおかしくなってしまって、それを修繕するのを手伝うことになった姉妹。1巻では、妹さんがそれはもー大変なことに(笑)なっていましたが、2巻はそれほどインパクトはないな……。強いて言えばSFが一番よかった。SFですよ。SF。……て、これで終わり!?ものすごもったいない……面白くできそーなのになぁ。終わりもあまりもりあがらなかったし。残念。
「あんた、なかなかいいSF持っているじゃねぇか」
「DOORS II 新たなる敵を修繕せよ! (角川スニーカー文庫)」(神坂一・角川スニーカー文庫)p119より
- 「私の男」悪いヒモがついている、という噂の派遣社員の彼女。「ヒモ」の正体は、彼女の養父だった。親子にしては近すぎる二人の関係は??。終わりは切なく、これもまたひとつのカタチ、と感じさせてくれました。現実にあれば、止めるとは思うけど。たとえ彼女が満たされていたとしても、やはり選択肢を奪っていることに変わりはないから。たとえ文芸的な賞をもらっても、これなら読めるな。これが気に入った方には、「荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)」「荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)」をおすすめしたい。少女の成長記ですが、父親が実にだらしなく、情けなくて似てる(笑)。「私の男」を書いたことで桜庭一樹さんに満足されたら、この最終巻は出ないだろうと思わせてくれます。読みたいのになぁ。
……とかゆっていたら、「荒野」というタイトルで一冊になって文藝春秋から五月に出してくれるらしい。これは買い!ありがとうエンターブレイン&文藝春秋さん!……完結してるんですよね?ね?