読了本
- 「我が家のお稲荷さま。〈3〉 (電撃文庫)」守り神としてやってきた天狐空幻と、天然兄弟のほのぼのもの。妖異ものとしては、格段にシリアス度がないのですが、それでいいのだ、と思える安心感。今回は文化祭がメイン。
- 「涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)」どうやら一冊ぐらいとばして読んでしまったらしい。知らないエピソードが間にある感触がした。編集長・涼宮ハルヒとかの話。もうこのシリーズ読まなくていいかなと思えてきました。ここらの成分はおなかいっぱい、というか。
- 「マギの魔法使い―国王は求婚中! (角川ビーンズ文庫)」白魔女見習いのエメラルドは、科学の都マギを目指すとちゅうで、王都に寄り道。しかしそこである人に拉致されて……。「オズの魔法使い」をモチーフにしていて、ライオンなどが全て美青年ではありますが、ただの逆ハーレムものにあらず。エメラルドがとことん現実的で、常に悲鳴をあげるだけで終わるのではなく、実利的なところが痛快な話です。うーん、やっぱり面白い。助けられるだけのお姫様、でない物語が好きな人ならおすすめ。らぶは薄いです。「彩雲国物語」よりは主人公が大人っぽい。こっちのが年下なんだけどね。魔法ものというよりは科学に満ちた世界観なのも違う印象を与えます。