なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • フリッツと満月の夜 (TEENS’ ENTERTAINMENT)」夏休みに田舎の港町に父親と向かった小学生。父親は仕事しているので暇だし、手持ち無沙汰なところで知り合った頭はいいが、ちょっと近寄りがたいと思っていた子と思いがけなく親しくなることに。あ、両方男子です。少年の夏、という感じだけど、タイトルのフリッツが意外とおまけみたいな感じでしかでてこなかったのが不満。ブックデザインも面白いのに、こんなんかー。松尾さんだけに期待していたのに、残念。ちょっと犯罪よりの日常の謎ものかな。謎も微妙だった。
  • 薔薇乙女学院へようこそ! ローズ・プリンスを探して (B’s‐LOG文庫)」15で30も年上の人との結婚はいや!女学校へ行くことを許してもらえた紫子は、いそいそと学院へ。そこには、男のはずの「王子様」がいて……彼女は男?女?思い切りのいい、なんでもやってみよう!というお嬢様はなかなか心地よいです。いやらしい!とか言わないところも好印象。なんですが、なんかもうひとつ足らない感じ。マンガもいまいちだったなー。あまりいい効果にはなっていないと思う。かえって時系列がわかりにくい。構成がいまいちかなと思いました。
  • ゆうなぎ (HJ文庫 わ 1-2-1)」世界観がいまいちよくわからなくて、そのまま読み進めていたら最後まで判らなかった。江戸から東京になったぐらいの話っぽいんだけど、「王都」って言葉と、「錬金術師」、ロボットぽいものがでてきたり。コウという人が主要人物ぽいんだけど、彼と他の人物との関係、マイカがその後どうなったのかがわからなかった。いくら続編とはいえ、そういうことをわからないような描き方をして、更に時系列が離れた中編二編というのはどうだろうかと思う。ちょっとこの「雰囲気」だけでは、前作を探して読む気にはさせてくれないなあ。それと、これをやるなら、一般小説の方が向いていると思う。人情だし。
  • 帝都雪月花 ~昭和怪異始末記~ (まんがタイムKRコミックス)」妖異がたくさん出る屋敷に住んでいる父娘と妖怪退治屋の話。なかなか絵は好み。もとは四コママンガだそうだが、そちらはまだ入手していない。少し話がとびとびになっているのと、背景がよくわかっていないんだろうなあ、というところが多少あった。まあ、そっち買えばわかるのかな。