なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)」ヤンキーだけど巫女さんを継ぐことになった女の子が、出会った美少年は自称・神様?意外とメインストーリーは民俗学的だけど、話し言葉がどうしてもヤンキー、でも心根が優しい子なのでコメディになっていて、なかなかとっつきやすいと思う。神様の存在が「我が家のお稲荷さま。」と似た感じだった。私好みではなかったけれど、なかなか面白かった。新人としてはいいセンいってると思います。
  • エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20) (講談社X文庫)」シリーズ最終巻。ユウリはもうすぐ卒業。しかし、彼の身を狙う者がまたしても現れて。え?何このラスト……第一部完なのはいいけど、ちょっとこれじゃあ第二部読む気力がなえる……。シリーズ中盤はなかなか面白かったので、ちょっとこの巻は残念でした。うんちくも長過ぎて、よかった日常的なところがなかったし……うー、残念。ぎりぎりBLではない、という話なので、苦手な人は手を出さないが吉。この作者は自分であとがきに書いている通り、長い物語は向いてないのかなあ。
  • 我、言挙げす―髪結い伊三次捕物余話」髪結いをしながら小物もしている伊三次の周囲の人々のシリーズ……何巻目かな。最近は伊三次が主人公ってほとんどなくて、伊三次の妻だけど芸者もしているお文と、伊三次が仕えている旦那の息子がメインの話が多い。表題作も息子がメインで、なかなかよかった。「言挙げる」ってそういう意味なんだ。お文が……しちゃうのはまあ、びっくりました。このシリーズは一応捕り物っぽいところもあるけれど、江戸の一般市民の日常とかもあるのでなかなか好きなシリーズです。
  • 白磁 第1巻 (花とゆめCOMICS)」限りなくエロい「雰囲気」だけど清冽な印象。感覚的なマンガになっているので、物語好きにはいまいちかもしれない。こういうのは白泉社系ではかなりめずらしいと思う。昔からモリエサトシさんは大好きなんだけど、これは、このひとのある要素をとてもよく浮き彫りにしている作品だなあ。ラストはうえ、という終わり方だったので、次の巻も楽しみです。高木しげよしさんと双子だったんだ……しらなんだ……。同じ白泉社ってすごいなー。
  • とらわれごっこ 第4巻 (花とゆめCOMICS)