なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫)」図書館でのボヤ騒ぎの後、転校生らしき少年と出会った女子高生。ある秘密を彼に話してしまうが、彼は実は「教師」で、しかもなんだかあやしい技を使う!?面白かったー。久々に新人ヒット。論理魔術を使う17歳の教師と、16歳の女生徒の魔術らぶこめになりそうな感じ。教師の「人形」が、教師よりも女心に精通しているのが笑った。魔術にもきちんと法則があるので、ファンタジー好きにもおすすめ。私はあまり記号を使った書き方は好きじゃないけど、楽しめました。

 あるサイトで、「Fシリーズ」の萌絵と犀川にキャラクターの感じが似ているというのが書いてあって、確かに!と思った。ちょっと違う雰囲気だけど、いいセンいってる。

『気になるに決まっている』
秋津安芸「放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫)」(土屋つかさ角川スニーカー文庫)p305より

  • 月神の統べる森で」古代のカムイと呼ばれる万物の神々が住んでいたころの日本を舞台とした話。神がまだ身近な頃、父と姉と兄と弟と、幸せに暮らしていた少年が、大人になっていく姿を描いた話になるのかな。多少耽美っぽいところもありますが、嫌というほどのことはなく、それなりに面白かったです。雰囲気はとてもよい。男子ばっかりなのが私はいまいち好みではないのですが〜。
  • 光の精煉師ディオン 皇太子と危険なバカンス (角川ビーンズ文庫)」二週間の少し遅れた夏休みをディオンは皇太子と皇女たちと一緒にプライベートビーチで過ごすことになった。のんびり過ごすはずが、彼らを狙う怪しい気配が。そして皇女たちが失踪?いつもとはちょっと違う感じのディオンに。しかし、ディオンの鈍さは筋金入り。立派なツンツンお嬢様の皇女が、「おかしく」なってディオンに素直に接したら、気持ち悪がるところはもう素晴らしい。そこまでいったら、もう気づいてほしくないというか!

(俺、何か悟ったかな?)
ディオン「光の精煉師ディオン 皇太子と危険なバカンス (角川ビーンズ文庫)」(村田栞・角川ビーンズ文庫)p217より