なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 駅神ふたたび」駅に現れる「ヨンバンセン」というあだなの老人は、優秀な易者として噂の人物。しかし、彼の占いの結果がよくわからない者は、易学を勉強している彼らのいる学院に向かうべし。貧乏大学生の章平が、「ヨンバンセン」の占った結果の解釈に力を貸すシリーズ第二弾。日常の謎もの、かな?今回は前作より読みやすくなったと思います。私としては、夢の話はあまり必要ないんですが、まあそれはおいといて。章平くんの家族が出てきたのが大きなポイント。特に妹、ナイス!話は続いていませんが、あまり登場人物の説明がないので、前作から読むのがお勧めです。
  • まあだかい (福武文庫)」還暦祝いをしてもまだ生きてる、ということを祝う「摩阿陀会」を毎年している内田百けん先生。「摩阿陀会」に最初は楽しく出席していたが、だんだん体が弱ってきて、でられなくなってくる、というところまで。こういう集まりは憧れますが、自分は無理だろう……。

 下の台詞は、かつて先生の生徒だった今は大人の彼らが、生徒だった頃は飲んだ後は先生の家に泊まっても、翌日の予習を自主的にしなければならなかった。そのときのことを今思い出して、言っている。もうおじさんなのに、同じことを思い出していることや、まだ先生の家に同じように泊っていること、そしてその当時の先生に恥をかかせてはいけないという気持ち、先生も平等に生徒に接しようとする姿勢、全てが気持ち良い。

「まだ眠らないのか」
「今寝るところだ」
「ねえ、今夜はこれから予習しなくてもいいんだから、いいね」
「よかったね、らくちんだ」
まあだかい (福武文庫)」(内田百けん・福武文庫)「摩阿陀会」p43より

 12/25にNHK-BS11で黒澤明監督の同タイトルの映画が放映予定です。楽しみ。ちなみに、この版は解説も黒澤明監督です。

  • SH@PPLE―しゃっぷる―(4) (富士見ファンタジア文庫)」三巻の続き。イベントのため、とまりこみで演劇の練習を続ける一行。肝試しをすることになって……?今回は、演劇の練習があんまりなくて、あのきつい練習をみんな忘れて遊びに走っているような(笑)。まあ面白いからいいけど。わたしは、もう、SEC会長大好き!(笑)