なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 黄色い花の紅 (スーパーダッシュ文庫)」わりと物騒になった日本。日本人を守る組織、となっているが実質はヤクザのような団体のボスの娘が狙われ、その護衛を依頼された30目前の女性が第一部は主人公。この第一部の主人公が、草薙少佐ばりに平坦な温度の中にいい感情を伺わせてくれるのですごく面白かったのに、第二部は……まあ、こうじゃないとライトノベルにならないのかもしれないけど、まったく入り込めなかった。第一部はものっすごく好みだったのに……くやしい!あと、第二部はガンオタすぎます……タナトスシリーズぐらいうんちくが。これで「ベン・トー」がくるってのはなんかわかる。これがあるから、あの無意味な熱さもできるんだなーと思いました。
  • 鷺と雪ベッキーさんシリーズ三作目。といっても、ベッキーさんの影はかなり薄い。昭和初期が舞台の日常の謎ミステリで、華族の令嬢だけどおとなしすぎない、はっきりとものを言うけれど男勝りでもない女の子が主人公。うんうん、このぐらいの「事件」がこのシリーズにはいいと思います。二話目はちょっとびびりましたが、まあベッキーさんがでてくるだろうとたかをくくってました(笑)。

「でもどうしてなのかよくわからないけど、それでも僕は世界が好きなんだ。ココは?」
「その問いには答えられない。ゴメン、ヨナ。」
ヨナとココ「ヨルムンガンド 3 (サンデーGXコミックス)」(高橋慶太郎小学館サンデーGXコミックス)p58,59

「なぜなら戦場で武器を売り歩くと、たちまち心が腐る。」
ココ「ヨルムンガンド 4 (サンデーGXコミックス)」(高橋慶太郎小学館サンデーGXコミックス)p168

「人はこの世にドラゴンがいることを許せない。自分たちが生んだ怪物だというのに。」
ココ「ヨルムンガンド 5 (サンデーGXコミックス)」(高橋慶太郎小学館サンデーGXコミックス)p137

「尊敬します少佐。悪党の賛辞で恐縮ですが。」
ココ「ヨルムンガンド 6 (サンデーGXコミックス)」(高橋慶太郎小学館サンデーGXコミックス)p166