好きな翻訳家
海外作品を読まない方には全く意味がないことかもしれませんが、数を読んでいくと、「好きな翻訳家」というものがでてくることに気付きます。面白かった!という本が並んでいくと、次第にあれ?この人の翻訳している本って、当たりが多いんじゃ……?ということに気付いてくるのです。
私の場合は、
- 浅羽莢子さん(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、ジョナサン・キャロルなど)
- 井辻朱美さん(O.R.メリング、ジェイン・ヨーレンなど)
が二大巨頭(笑)。追随を許さないっ!てなくらいにこのお二人が強いです。
浅羽莢子さんは既に亡くなられていますが、女性が強い話が特に面白くて、強い女性がとても魅力的に、そして皮肉っぽい話がより楽しく感じられるのではないかと思います。とても私のタイプ(笑)。ファンタジー作品も多いですね。浅羽莢子さんを追っかけて、面白い本*1に出会えたこともあります。
井辻朱美さんは、翻訳が好き、というよりは、この人の訳すファンタジーなら間違いがない、と信用できるブランドのような方です(私にとっては)。ちなみに、佐竹美保さんの挿画の作品もなぜかめちゃくちゃ当たりが多いです。もしかしたら、編集者でも、そういう「当たり」があるかもしれないけど、表に出ないからわかんないしなあ……。
というわけで、翻訳ものも読まれる方は、幅を広げる時は今まで気に入った本の訳者つながりで読んでみると発見があるかもしれません。(^^)
ちなみに、浅羽さんの私の初読みはたぶん「火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー」。小学生の時です。