読了本
- 「甘栗と戦車とシロノワール」高校生探偵?の甘栗くんのもとにやってきた依頼者。人を探してくれという依頼だったが、予想もしない方向へ事態は進んで……。ローテンションなミステリが好きな人なら間違いないでしょう。私の好みストライク。ライトノベルミステリ好きならおすすめです。ずーっと冷静なんだけど、想いだけはアツい甘栗くんがぐー。おすすめです。藤森涼子さんのシリーズももっと読みたいなあ。
- 「痕跡師の憂鬱 (幻狼ファンタジアノベルス)」魔術のある異世界でのミステリ。「痕跡師」はいわゆる魔術的犯罪における探偵。なんて痕跡師がそこまでちやほやされるのか、いまいちすごさがわからなかった。
- 「花姫恋芝居〜恋の試練と白い玉〜 (ルルル文庫)」世直し+姫修行の旅中の香琴と碧天一行。今回は、身分に合わない豪華三昧な官僚の家で、香琴が侍女として働く羽目に?中華風異世界ラブコメ。世直しがいいスパイスになって、なかなか面白いシリーズになってきたかも。今回は香琴が嫉妬に悩むの巻です。このシリーズは、悪役がなんか憎めない感じなのが好感度高いなー。小公女ばりにいじめられても、あれ、いぢめられてるの?と無邪気な香琴を見ると、ついつい悪役に同情してしまう(笑)。弟の暗躍も陰で楽しめる、二倍おいしいシリーズになるといいなー。
――碧天、それではお主が悪役のようじゃ。
「花姫恋芝居〜恋の試練と白い玉〜 (ルルル文庫)」(宇津田晴・小学館ルルル文庫)p250より