なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 藍玉の花嫁 紅涙流落 (講談社X文庫―ホワイトハート)」敗戦国の姫君が、敵国にひきとられはしたが、後宮にいれられることもなく、客分扱いなのに立腹し、復讐のためになりあがろうとするが……というお話。また花嫁じゃないっ(笑)。まあそれはいいんですが、とちゅうまでヒーローがでてこないというのは、ロマンスとしてはちょっと物足りない感あり。王子は裏があるのかとちょっと思いましたが、素直ないいこでした(笑)。
  • その一言が言えなくて (ハーレクイン・イマージュ)」ヨーロッパに長期出張していたニックが帰社すると、共同経営者のダニーは出産直前だった。出張の前日の一夜をともにしていたニックは、自分の子だと確信、結婚を即座に申し込む。以前からダニーを好きだったニックにはいい機会だったが、ダニーにとっては、自分を愛しているのかわからない男との結婚は二度とごめんだと言う。高田祐子さんのマンガ版*1が好きなので読んでみましたが、マンガって全然原作と違う、アリなんだ……!これ、半分以上違うよ。すげー。西洋の人は筋肉むきむきがどうしても好きなんだなー。でも、吸血鬼はむきむきって変だよね?そっちはいいのかなあ。
  • 魔法屋ポプル ママの魔法陣とヒミツの記憶 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)」トラブル引き寄せ体質のポプルは叔父に招待されてエルフの住む国へ。元は大魔王なのに、いつのまにかすっかり下働きが板に付いたアルくんが、真性世話焼きだということが発覚(笑)。いやー、あんたここまでとは……もう離れられませんね☆エルフさんたちはこの物語の中では、かなりまともな人達なので、シリーズ中ではわりとシリアスな展開。ポプルの生まれたころの秘密にまで迫ります。でも、ラストはちょっと無責任すぎないかい。ポプルフツー死刑だよね、これ(笑)。殺したのと変わらんわ。彼らを慕ってくれた人、信じてくれたからこそその立場へ押し上げてくれた人たちに対して、あまりに誠意がなさすぎるやり方かと思います。確かに、「逃げられない」というのはかわいそうな時もあるけれど、ある程度の地位があるということは、それだけのものを得るだけの責任もまた、負っていることは事実。そのあたりをちゃんと処理してから、にしてほしかった(こども向けであるがゆえに、もあり)。まあそのあたりがトンデモでしたが、本編は面白かった。このシリーズ好きだなー。