なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 本日は大安なり    」県内では随一の結婚式場、アールマティでは、本日四組のカップルが式を挙げる予定。しかし、それぞれの組で問題が……。特に、双子の姉妹が……わはは。すごすぎでした。旦那がむばれ。面白かったけど、「辻村深月」さんを期待して読むと肩透かしかも。

 私は、あなたが思う以上にものすごくややこしい子なのです。
本日は大安なり    」(辻村深月角川書店)p154より

  • すり替えられた花嫁 (マグノリアロマンス)」幼い頃から父親に虐待されて育ったキャサリンは、男性を見ると殴られるのではないかという恐怖にかられてしまう。妹が結婚するからお前が先に結婚しろと言われ、暴挙に出始める。しかし、その作戦は実らず、父親は妹の婚約者とキャサリンを結婚させることに……。とりあえず、これ父親犯罪者だろ(笑)。いくら結婚前から目を奪われていたからといって、よく文句いわねーな>婚約者。簡単にいうと、「まあ姉でもいっか」的な行動にとられかねないよな。キャサリンが大人しいのかと思いきや、追い詰められるとキレるらしく、やらかすことはそのいとこたちと大して違いはなく、わけのわからないことをやりはじめます。まあそこが面白いんだけど。これ妹は妹で大変だったんじゃ(笑)。そしていとこたちもひどい。男装して二階によじのぼって侵入なんて序の口です。序盤からがんがんいくので、このまま中盤もカップルの間邪魔してくれたら面白いのにと思いましたが、さすがにそうはいかず、中盤は平和で、ラストにまたやってくれました。トンデモいとこたちが何をやらかすか、シリーズ読んでいきたいと思います。

「でも、わたしたち、いい結婚なんてしたくないんです。そもそも、結婚をするつもりはありません」
マデリン「すり替えられた花嫁 (マグノリアロマンス)」(シャーナ・ガレン・オークラ出版マグノリアロマンス)p143より

  • 夜色の愛につつまれて (ライムブックス)ヴィクトリア朝ロンドン。婚約者が亡くなってから自暴自棄になっている兄に手をやいている長姉のアメリアは、兄弟同然のロマ(ジプシーとも言われる)の青年と一緒に、賭博クラブに乗り込んだ。そこで出会ったロマの支配人、キャムは彼女に興味をそそられたようだった。田舎で彼と再会して、二人は距離を縮めていく……。変人だらけのハサウェイ家のシリーズ第一作。ごめん、キャムよりメリペンがっ、かっこいいっ(笑)。第二作のメリペンヒーローのを先に読んでしまったのもあるのですが、これだけ好きな人に忠実で、かつ家族も守ろうとするワンコのようなところがかわいすぎる。キャムはロマという引け目はあるけれど、金は持っているから、それでアメリアにできることをしていこうとします。わりと正直だから、見ていていらいらはしないなー。ちょっとそーゆーシーンは多めで、多少うっとうしかったです。

そうそう、メリペンってシ=オンと似ているところがあるかも。くっつく相手も聖女っぽいし。