なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

「死神と少女」・その2(日生先輩ルート)

 「死神と少女 - PSP」日生先輩ルート。日生先輩と主人公、紗夜はすごく似ていて、どちらも頭が良くて、現実をシニカルにとらえて受け流す技術に優れている。普通の少女小説の主人公とかであれば、素直に「はい!」とかいうところをそうしない技術を心得ている。かといってあくどいわけでもない。そのすれすれのところをやりすごしていっているような。
 甘い台詞を吐いていても、それがほとんど信じられない、どこまでが嘘なのかわからない、その間で見せる真実のようなモノ。甘い台詞をえんえんと言われることが苦手な私にはとても楽しかった。触れられても、その手はとても冷たいような。
 日生先輩ルートは、「嘘」の物語として、すごくふさわしい、二人にふさわしいEDですなあ。素晴らしい。

「こんにちは、お姫様。こんなところで何をしているんですか?」
日生光「死神と少女 - PSP」(拓洋興業・PSP)より


死神と少女 応援中!

 ……ぐぉぉ!二人の出会いのシーン、すごくフツーのシーンなんだけど、なんかすげー好きじゃ!
 ところで、スチル(一枚絵)から、思い出のシーンをもう一度見られるシステムって素晴らしい!これ他のゲームでも欲しい!!