読了本
- 「身代わり伯爵の婚前旅行 II狙われた花嫁 (角川ビーンズ文庫)」アルテマリス里帰り・ジークの結婚式編。もう外伝にはいってしまったような感は否めないですねー……もっとフレッド祭りなのかと思ったらそこまでもいかず……そろそろ買うのやめようかと思います。
- 「いまはむかし」物語りを得意とする弥吹と、幼馴染の朝香は、二人の汚らしいみなりの少年と出会った。かつて月から降り立った「かぐや姫」を守る月守の一族だという彼らは、かぐや姫にまつわる秘宝を追っていた。村を滅ぼされた彼らの目的は……。「勾玉三部作」のような、古代日本が舞台の少女小説。語り手が若手ではないのが、少し目線が変わっていてよかったと思います。これは期待の新人だ〜。
「不思議なことに……そんなきれいごとをおれが語ると、みんなそれに心を傾けてくれるんだ。口ではうまくいかないとか、ありえないことだとか言っても、結局はみんなそういうものに惹かれるんだ。憧れるんだ。おれき語るたびに、それが確信できて、うれしくなるんだよ」
弥吹「いまはむかし」(安澄加奈・ポプラ社)p225より