なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫)」政争に巻き込まれたおとなしい……というよりはひきこもり体質のシャーロット姫がどんどんどつぼにはまっていく。今回はもう最悪の最悪の事態に突っ込みそうではらはらしました。ほとんどの人物がひとすじなわではいかないところに、味方をどんどん失っていくシャーロットが……もう!続きが待ちきれません。地味系少女小説としてプッシュ中。

 ただただ一人の人間として、娘として――選択を託された者として、"ヘンドリクス・フォルモント"という男と向かい合う。
首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫)」(睦月けい・角川ビーンズ文庫)p145より

 折り込みチラシの「うちの陛下が新米で。 第1巻 (あすかコミックスDX)」が気になりました。買ってみるかー。

  • 浜村渚の計算ノート (講談社Birth)」理数系が軽視されるようになった社会で、「数学の社会的地位のため」犯罪を犯した犯罪者を捕まえるため、女子中学生がかつぎだされた。期待したほど面白くはなかった。なんでそんなに大人気なんだろー。コージーっぽい雰囲気はいいと思います。
  • 青玉は光り輝く (時間旅行者の系譜)」いかにもなロンドンの現代っ子グウェンドリンは、ある日いきなりのタイムスリップ。「時間旅行者」の管理をしている団体にひきずりこまれていった先では、パーフェクトな美少年がパートナーとなって……ロンドンが舞台の時代YAラブコメ。やー、ラブコメが面白すぎる。なんでもこなすギデオンがグウェンにふりまわされているのが読者からはわかりつつ、しかもグウェンはグウェンでギデオンの日替わりな態度かつライバルへの対応が許せなかったり。世界の読者もこのラブコメに萌え萌えなんだろーなー。今回から出てきた新キャラがとてもいい味を出していて、かつ小道具としても役に立っていてよいです。SFミステリとしても、どうなるのかさっぱりわからず、待て、最終巻!という状態で終わり。大人も含めて、誰も信用できないのがハラハラします。次の巻で終わりなんてもったいないなー。全10巻ぐらいでもいいのに。8/10発売なのでもうすぐですね。楽しみー。少女小説読みにもおすすめです!