読了本
- 「聖鐘の乙女 太陽の王冠と天空の調べ (一迅社文庫アイリス)」シリーズ最終巻。とんでもないことになったアティと、彼女を助けるために集ったひとびと。とちゅうまでの能天気さが魅力なアティがちょっと少な目だったのが残念でしたが、なんも考えずに楽しめるシリーズでした。完結おめでとうございます。
- 「ガラクタ伯爵の婚約 人形の花嫁の欠けた心 (一迅社文庫アイリス)」兄の借金のカタとして嫁入りすることになったセラフィーナは、人形のような美少女だった。カラクリ人形を友として育った彼女は、カラクリ人形の街に行くことを少し楽しみにしていたのだが、思わぬトラブルから、出だしは最悪だった。瑞山いつきさんの新作ですが、今までのような職業+女の子な話ではなくて意外でした。かなり大人しめな女の子×人との付き合い方を知らない男という組み合わせがなかなか楽しかったです。侍女が個人的に好み。
- 「好感度が上がらない (レジーナブックス)」豪商の家に生まれた少女の家にやってきた孤児の少年は、弟となったが彼の「好感度」はマイナスからの始まりで……。乙女ゲーっぽい世界なんだけど、主人公は弟のステータスを見る以外の能力はなくて、フツーに面倒をみていたら仲良くなった?なんか態度が冷たい……けど好感度が0以上にならない……とふてているというお話。主人公が特にスーパースペックではない・逆ハーレムではないのがとても(私の)好感度が高く、ネットで読んだ時も楽しく読めた作品でしたが、本になっても面白かった。とりあえず、私は「弟」が好きすぎますね。はい。
- 「相棒はドM刑事 ~女刑事・海月の受難~ (集英社文庫)」やっとやってきた後輩刑事は、ドM!?というお話。面白かった!ラブ……?なんかわからんけど、殴られて喜んでいる頭脳は優秀刑事が楽しすぎる。おすすめです。コバルト作家の神埜明美さんの作品です。
- 「おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)」音楽大学が舞台の青春ミステリ。デビュー作よりこっちのほうがよいできだなぁ。毒々しさも抑え気味で、講師の不気味さがよかったです。音大生ってみんなこんなに性格わるいんか的な(笑)。
- 「ひょうたん のっぺら巻之二(仮) (廣済堂モノノケ文庫)」のっぺらぼうの同心がフツーにいる江戸のお話。タイトル作の理由が!そうだったのか!と思いました(笑)。タイトル作がかなりよかった。普通の時代もの読者も楽しめそうです。
- 「秋月に香る―恋風吉原 (徳間文庫)」花魁が安楽椅子探偵……だったはずですが、この巻ではちょっと影が薄いかな。でも面白かったので、続いていないのがもったいない!花魁が嫉妬深いのがまたいいです。
- 「Landreaall 24巻 限定版 (IDコミックススペシャル)」毎回新しい巻が出るたびに、五巻ぐらいは前にさかのぼって読み返す楽しみがたまりません。