読了本
- 「死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者- (ビーズログ文庫)」結婚してすぐ相手が死んでしまったため、死神姫というあだ名のアリシアと、どう見ても悪役な旦那様カシュヴァーンのラブコメ。カシュヴァーンの無表情なデレまくりが楽しい。今回はけっこうシリアスな展開なんだけれど、アリシアはつねにぼけ、というか天然体質だしまくりで、すごいなー。アリシアの「お腹痛い」は更に一歩進みましたが、この次どうなるんだろう。愛人（笑）もちゃんとあきらめてきたみたいだし……。赦すことはとても難しいときもあるけれど、赦すことによって救われることもあるかもしれないと思います。ティルぼっちゃんがんばりましたね！
「やっと会えたというのに、なんてどうでもいい話だ……！ 今度こそ幻ではなく……本物のアリシアだ……！！」
カシュヴァーン「死神姫の再婚 -微笑みと赦しの聖者- (ビーズログ文庫)」（小野上明夜・エンターブレインビーズログ文庫）p184より
- 「少女漫画家が猫を飼う理由(わけ)―警視庁幽霊係 (ノン・ノベル)」幽霊が見える気が弱く優しい刑事の受難記。今回は短編集、という感じでコンスタントに楽しめた。ヘタレ好きならおすすめです（笑）。自分としては、少女漫画家ではなくて、BLマンガ家だと別の意味で面白かったのではないかと思った。……まあ、タイトルにはしにくいか（笑）。幽霊が怨念抱えているのではなくて、けっこうあっけらかんとしているのがこのシリーズのとても楽しい秘訣だと思います。特に今回は、お盆が……お盆が（笑）。
- 「いづれの御時にか (1) (ウィングス・コミックス)」平安時代もの。この色気溢れる絵が素敵。情感もあふれている作品でした。主人公はこどもなので、あんまり恋愛っという感じではないです。
- 「琥珀姫 1 (電撃コミックス)」異星人？の姫様にご指名されて家人にされた少年の受難記。といっても、本人は受難だとはかけらも思っていないので、ある意味彼の方が異星人ぽい。
