年末年始に読むライトノベル2009
去年やらせていただいた、「年末年始に読むライトノベル2008」を今年もやってみます。去年よりちょっと時期はやいけど、以下のようなルールで挙げてみました。
・ライトノベルレーベルから出ている。
・1巻〜5巻程度で完結している。
・2009年に一冊でも出版されている。
今年のベストとはちょっと違っています+完結作品*1が多め。そしてちょっと軽めな作品が多いです。
・「ラノベ部」(平坂読・メディアファクトリーMF文庫J)
軽く読める学園コメディ。ラブコメというよりは、みんなでわいわい楽しくやる感じ。ショートショートが連なっているようなかたちで、一話一話面白く読めました。ライトノベルが好きな方におすすめ。表紙の絵柄ほど萌え萌えではないので、女の子にもおすすめ。
・「アニスと不機嫌な魔法使い」(花房牧生・ホビージャパンHJ文庫)
あまり類を見ないファンタジー世界での妄想コメディ。天然な義理の娘が義理の親父を妄想いぢめ?する話(笑)。「赤毛のアン」の魔法バージョンかも。
・「エフィ姫と婚約者」(甲斐透・新書館ウィングス文庫)
まだ十三歳のエフィ姫が結婚を前提にかの国へ出向こうとしたが、いきなり家来たちが彼女の命を奪おうとする。なんとか逃げ延びたエフィ姫が次にとった行動は……!よいラブコメ。王族ものスキーには特におすすめですが、そうでなくてもしっかりした幼い子が好きな人にはおすすめ。
・「ラーザリューンの少年術師」(みなづき志生・集英社コバルト文庫)
「印術」という魔法のような力を実践を通しながら学ぶラーザリューン印術学院が舞台。庶民育ちの天才と、貴族の少年が主人公。ウィングス文庫っぽい少年がたくさんな話ですが、BLではないです。ミステリっぽい要素もあり、面白かった。一巻のラストには驚きました。
・「楽園まで」(張間ミカ・徳間書店ノベルズEdge)
雪に閉ざされた世界で、<悪魔>と呼ばれる異能者たちは、どこへ向かうのか?表紙のイラストが世界観をよく表しています。「キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)」が好きな人は気にいるかも。雪の降っている窓辺でぬくぬくと読んでみたい。
*1:やや打ち切り……