読了本
- 「わたしの黒い騎士 (ラズベリーブックス)」id:teatreeさんのおススメ。昔の英国貴族の子女として生まれたのに、父親に虐待されて育ったジリアンは、悪魔と恐れられている領主クリスの元へ嫁ぐことになった。最初は彼におびえていたジリアンは、少しずつ彼に惹かれていく。そして彼も……。うはー！オモシロかった！そして確かに朝チュン！（笑）クリスがむちゃむちゃジリアンに落ちちゃっているところがむちゃむちゃ快感だった。こういうロマンスの何が面白いって、こういう、「男が彼女に不本意ながら夢中になっているところ」が私は好きなんだなーとあらためて思いました。自分がこういう恋愛したいわけではなく、めろめろなところをぎゃははと笑いたいんだなと。それが存分に味わえました。楽しかったー。二人ともむちゃくちゃシャイなところが、とても日本人には合っているキャラ設定だと思いますし、読みやすいと思います。おすすめ。誤解に誤解を重ねる話なので、そういうのが苦手な人はいるかもです。
指にはめられたぶ厚い金の指輪が手かせとなって、ジリアンを一生縛りつける。隣に座ってもじもじしている巨大な男に。もじもじ？
「わたしの黒い騎士 (ラズベリーブックス)」（リン・カーランド・旦紀子訳・竹書房ラズベリーブックス）p74より
- 「シスター・ブラックシープ 悪魔とロザリオ (角川ビーンズ文庫)」助祭のコンスタンティンは実は女の子。16歳になったら「悪魔」の元に行くと言われていて、ソイツが本当にやってきた！？思ったより萌えなかった。んー、でも二巻は面白いのかなあ。なんかコンスタンティンが男の子にしか思えないんだけど（笑）。もうちょい女の子っぽいとこがないと、少年でやった方がいいんじゃ！とか思ってしまうぜ……ってほんとにそのほーがある意味面白いかも（笑）。「おと×まほ」みたいな感じで。
- 「pulp I (ファミ通文庫)」母親が亡くなり、父親とうまくいっていない嬢。学校でも友達をつくろうという気にもならず、リストカットが唯一の心の慰めになっている。そんな彼女が出会った危険な少年は……。嬢が彼に、というよりは現実から逃げだして行きたい場所にしているのは、好意とかではないような気がしてならないのが、よくない結果が待っていそうでとても怖い。
- 「砂漠の悪魔」正義をふりかざす「親友」にしかけた「悪戯」から、彼の人生は大きく変化を始めた。もう逃げ場はないのか。少し前の中国についても語られていました。そんなことになるとは思っていなくて、ただ嫌がらせをしたかっただけなのに、取り返しのつかないことになってしまったことから、どんどんどつぼにはまっていき、しまいには「地の果て」まで行ってしまい、「悪魔」に遭う、という話を読んでいて、無常感を感じました。「ばちがあたった」とはとても思えないなあ。
