なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 天涯のパシュルーナ (4) (ウィングス文庫)」第一王子と宣託を受けたのに、身に覚えの無い殺人の疑いをかけられたトゥラルク。疑いを晴らすため、ある儀式を受けることになるが……。元山賊のトゥラルクは、王子として扱われてはいるけど、本物かもわからないし、すきあらば逃げ出そうとするとんでもない王子。しかし、いざというときにはものすごい行動力と実際的な考え方を発揮できる子なのです。あー安心して読めるし面白い。次の巻で完結なんてもったいないなー。恋愛なしでこんなに面白いのに〜。BLもなしなのでご安心を〜。

「気にするな。こいつは性格が悪くて悪いんだ。普通の人間には付いていけなくて当然だ」
「……性格の問題ではないと思います」
トゥルラクとティスラフ「天涯のパシュルーナ (4) (ウィングス文庫)」(前田栄・新書館ウィングス文庫)p153より

  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)」50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジは、尾行をするバイトをしていたが、そのとちゅうで大金を拾ってしまう。この金をどうするか。メイジの周囲に人が集まり始める。うーん……ラストまで「ヤクザっぽい人」たちがあまり表に出てこなかったので、「ほんとうにそんなひとたちいるの?」的なところが気になってあまり本編に集中できなかった。それも込みでのこの構成かもしれないけど。あと、あまりにも丸く収めすぎでは。あまりこの作者は合わないということかもしれない。