読了本
- 「7秒後の酒多さんと、俺。 (ファミ通文庫)」七秒後の未来を知ることのできる俺が転校した先で出会ったのは、ドジっ娘美少女酒多さん。彼女の天然っぷりは伊達ではなかった。「俺」がかなりかっこいいライトノベル少年として出来上がっていた。そして猫ちゃんは凶悪すぎ（笑）。うーん、普通なら彼女がヒロインだろうけどねえ……とりあえず二巻も読みます。
- 「不機嫌な子爵のみる夢は (ラズベリーブックス)」ブリジャートンシリーズ二作目。長男アンソニーは父親の急死から、自分はそれと同じ年で死ぬのだろうと思っていた。だから今年結婚して子どもを作り、良い妻に後を任せて逝くのだと。しかし、「良き妻」にふさわしいと選んだ娘の姉にひかれてしまう自分も感じていた。あー面白かった！なにこのラブコメ。お互いに気に食わない奴！と思っているんだけど、次第に口げんかが楽しくなってきて、あれあれ？距離近くない？みたいな。中盤の「結婚しなくてはいけない状況」の作り方がまたコメディすぎでふ……！不可抗力もいいとこや。二人のそれぞれのトラウマも痛々しくも、解決してよかったです。このシリーズは家族の悪友みたいな感じも楽しくて、いいっすね。続けていくぞー。
気を抜けば、彼女を愛してしまいかねないのではないかと考えあぐねていた。要は、気を抜きさえしなければいいのだ。
「不機嫌な子爵のみる夢は (ラズベリーブックス)」（ジュリア・クイン・村山美雪訳・竹書房ラズベリーブックス）p343より
