読了本
- 「青い瞳にひそやかに恋を (ラズベリーブックス)」ブリジャートンシリーズ六作目。愛する人と結婚できたのに、夫が急死、夫の従弟であるマイケルが伯爵位を継ぐことになった。マイケルは夫の生前から親しくしていたのに、夫の死の後からなぜかフランチェスカを遠ざけるようになっていた。長く外国へ行っていたマイケルが帰国しても、それは変わらず……。マイケルは出会ったときからフランチェスカのことが好きだった、という裏がありましてのう……。子を持ちたくなったフランチェスカは夫を得ようとするが、それを座視できないマイケルは……という展開。病気の扱いがやや都合いいのがいまいちでしたが、まあ他は面白かった。
- 「突然のキスは秘密のはじまり (ラズベリーブックス)」ブリジャートンシリーズ七作目。おそるべき老女、レディ・ダンベリーに気に入られている末っ子ヒヤシンス。レディ・ダンベリーの孫息子のガレス(放蕩息子)をすすめられ、彼の祖母の日記を翻訳することを依頼される。わははは。こーゆー笑えるラブコメ好きやー。シリアスでもいいのはあるけど、楽しく読めるのはやっぱりこーゆーラブコメだよなあ。兄弟姉妹中、一番弁が立つと思われる、ヒヤシンスキター。ヒヤシンスが言葉に詰まるような相手ってのがいいっすね。ずばずばもの言うレディ・ダンベリーも大好きなので、ばんばんでてきてとってもよかったっす。
「まだまだ自分が未熟なのだと、なにより感じさせてくれるのが家族ではないかしら」
「突然のキスは秘密のはじまり (ラズベリーブックス)」(ジュリア・クイン・村山美雪訳・竹書房ラズベリーブックス)p230より
- 「女王さまがおまちかね (ノベルズ・エクスプレス)」読書が大好きなのに、読書感想文は大嫌いなゆい。困って図書館に行くと、あまり仲の良くない優等生の同級生がいた。ゆいの大好きな作家も含めて、多くの作家が行方不明になっている事件が起きているらしいのだが……。ああああの菅野雪虫さんが、現代ファンタジー。そこにまずびっくりでした。イラスト効果もあり、女の子が非常に可愛らしかったですが、六年生にしてはちょっと幼いかなあ……今時の六年生はもっと大人っぽい気が。本好きの描写がとびぬけてよかったので、そこはすごくよかった。本好きをよく心得ていらっしゃる……。
- 「「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド」守り人シリーズの世界ガイドブック。対談や百科事典、書き下ろし短編など。
「あなたしか見えない」みたいな恋愛ものは私には絶対書けないと思う(笑)。
佐藤多佳子「「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド」p36より