読了本

• 「アイリスの剣 (レジーナブックス)」男と偽って騎士団の副隊長として働いていたブルーデンスだが、いきなり実家に戻され、元上司の元へ婚約者兼間諜として使わされることに。ブルーデンス自身は彼を慕っていたが、ある事情のため、やらざるをえなかった。こう、シチュエーション先行で、キャラクターたちがどうしてそう思うようになったか、というところが逆転して（少なめに）語られるので、物足りない感は残りました。更に、ラストがあまりに中途半端……これなら、いっそのこと、もっと思わせぶりなラストにしてもよかったのでは。というか、この展開であれば、ラストは読めるので、ちょっとなー……もっと実家がなぜ力を持っているか、というところの肉付けがしっかりしてないと。もっとも、大筋は大好きなネタなので、しっかり楽しませていただきました。次の巻が出たら買うかも。男装はほとんど出てこないし、道ならぬ恋でもないので、帯詐欺といっても過言ではないですね。