なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • シスター・ブラックシープIV エデンの嘘 (角川ビーンズ文庫)」悪魔の花嫁になることを強制されつつも、それから逃れるため、「善行」をしようと<黒い羊>となることを選んだ、助祭コンスタンティン(実は女)。しかし、正体が司祭にばれそうになって……。当初やけになっていたコンスタンティンが、女友達にも力づけてもらい、立ち向かっていくさまが頼もしかった、のに……「断る理由がなくなった」ときましたか!ヒースはひたすら待ちだから、まあふられてもしかたないけど、ヘタレ(の割にはやることやってるけど)司祭のユリエルがどこまで盛り返せるか、最終巻が楽しみですな!エリカ大活躍!の巻でした。ほんっとまともなこと言ってくれたよ!大好き!彼女も幸せになってほしいなあ。なかなか一筋縄ではいかないひとたちがそろっていて、楽しいシリーズになりました。おすすめです。
  • 太陽のパスタ、豆のスープ」ひょうひょうとした人柄の叔母の近所に、一人暮らしすることになったあすわ。きっかけは、彼女が婚約者にふられ、結婚が中止になってしまったことだった。理由は「なんとなく合わないから」。抜け殻のようになったあすわに、叔母が言ったのは「したいことリスト」をつくれということだった。文学ではあるけど、食べ物が仲介役になって、やや読みやすかった。あすわがほんとにふらふらしていて、こういう人いるだろうなあという感じでした。女友達が可愛かったー。

「ううん、豆っていうか、豆の形をしたなにか。豆型の――生きる道筋っていうか」
あすわ「太陽のパスタ、豆のスープ」(宮下奈都・集英社)p127より