なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 相棒とわたし (f‐Clan文庫)」地元で相棒のラッセとともに核獣を退治していたエッド。自らが女であることにコンプレックスを感じつつも、ラッセといつまでも相棒でいたいと望んでいた。しかし、その望みが思いもかけない事態で壊れることに……!おお、面白かった!ビーンズ文庫よりはハードな設定で、楽しめました。単なるバディものではないですね。女の子の親友キャラもちゃんといて、その点でも楽しめました。少女小説読みにおすすめです。

「あんたはきっと、もう少し心が弱くて、もう少し狂うことができたら、もっと生きるのが楽だったんだろうな」
相棒とわたし (f‐Clan文庫)」(瑞山いつき三笠書房f-Clan文庫)p288より

  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)武侠ライトノベル。天衣無縫な皇女月華は調子に乗って、街で喧嘩をふっかけたりしていた。しかし、涼狐に対しては相変わらずヘンな調子でつっかかることしかできなくて……。やっぱり秋山瑞人さんは文章がいいなあ。情景描写とそこからあらわれる感情が、素敵です。ちょっと大人の登場人物が多いからか、二巻の方が暗めでしたが……三巻完結予定だそうですが、タイトルからいくと、月華が涼狐を倒す話なのでしょうか。
  • 風花躍る-返り忠兵衛江戸見聞(4) (双葉文庫)」故郷の国から逃亡中の次男坊の武士、忠兵衛が江戸の庶民との交流を通して、仲間をつくっていく話……だったかな?今回は、嵐の前といった雰囲気で、忠兵衛の周囲の人々にスポットライトがあたっていました。……しかし、この人殺すかー。ううー。
  • 秘密の賭けは伯爵とともに (マグノリアロマンス)」他人からはきりっとした美女と思われているアディは、家計と趣味の延長で拳闘のコラムを雑誌向けに書いている。彼女は許婚のフィッツウィリアムに幼い頃から憧れていたが、彼は放蕩者で……。よいラブコメでした。そしてキスのみというのもぐー。この設定でやらかしたら、フィッツウィリアムが悪者ですからね。アディの「淑女らしいことが全くできない」という面も楽しかったです。この作者はおっていこう。賭け自体はロマンスらしく、スルーな感じでしたけど、まあいいのです。そこメインではないから。

「私はフィッツウィリアムとは結婚できないのよ。彼を愛してるんだから」
秘密の賭けは伯爵とともに (マグノリアロマンス)」(ジェシカ・ベンソン・池本仁美訳・オークラ出版マグノリアロマンス)p160より