読了本
- 「十六夜荘ノート (一般書)」戦中の日本、華族のお嬢様の生まれだが、自分のしたいことをして育った玉青。家の離れは、兄の友人たちである芸術家たちがたむろしていた。現代では、玉青の妹の孫である雄哉が彼女の財産である「十六夜荘」を始末しようとしていた。現代パートよりは、ダントツに玉青パートの方がエキサイティングで面白かった。物資がないだけではなく、思想や行動も制限されてしんどい時代だったけれど、その分喜びは数倍にも感じられそう。表紙のイラストも素敵です。
- 「ジュディハピ!」男子全員が転校生に「魅了」されてしまっている状況にいらいらしていた加奈子。憧れの女性の先輩がいなくなってしまった「今回」を加奈子はどうのりきるのか……?とりあえず言っておこう。「続きもの」ならそう書いてほしい……。ラストなんにも終わってない……。乙女ゲーとありますが、そんなにときめきポイントはないかなあ……。加奈子がそんなに性格がいいわけではなく、やや暴力的ですらあるのが、ふつうの少女向けとは違う感じでした。男性キャラが多すぎてまったく把握できそうにない……似たような名前もやめたほうがいいような……わざとかもだけど……。ファンタジー設定がいまいち合わない感じ。
- 「異世界でカフェを開店しました。 (レジーナブックス)」寝ていたら異世界で気づいた。貴族の養女に迎えられて暮らしていたが、この世界の食事が異様にまずいことから、料理をつくりはじめて……。うーん、すべての料理がまずければ、おいしいものを「おいしい」と感じる舌が育たないと思うんだよね。まあそんなつまらないつっこみはおいといて、おいしいものに魅了されるひとびとは読んでいて楽しい。
- 「一週間フレンズ。(2) (ガンガンコミックスJOKER)」「友達」の記憶が一週間したもたない女の子と、「友達」になった男の子の話。病気ってのは、あれだね。「ef」と一緒だね……。新たな「友達」登場は意外でした。