読了本
- 「風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (新潮文庫)」「風の万里 黎明の空〈下〉―十二国記 (新潮文庫)」再読……というか、もう何度読んでいるのか把握できないくらい読んでいる。それぞれの人生の中で苦しいと感じていた三人の娘。彼女たちが出会うとき、慶国には動乱が起きていた。それぞれの主張がありつつも、それは違うだろうという読者の気持ちを上回る変遷をとげていく。ラストの陽子の初勅は、何回読んでもぐぐっとくる。意外と書き換えられているところがあって、好きな台詞が変わっているところもあってぎょっとしたところがありました(笑)。
「私は玉座が欲しかったわけじゃない」
陽子「風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (新潮文庫)」(小野不由美・新潮文庫)p175より
「私は、慶の民の誰もに、王になってもらいたい」
陽子「風の万里 黎明の空〈下〉―十二国記 (新潮文庫)」(小野不由美・新潮文庫)p389より