読了本
- 「あの夏、湖面にまばゆく (MIRA文庫)」かつて太っていたときに参加していたサマーキャンプでの恋の傷が忘れられないオリビア。今は成長して、努力の結果すっかりきれいになったが、コンプレックスと両親からうけた傷をいやしきれずにいる。再会したのは、あの夜に裏切られた彼……。うおー、このシリーズ*1ほんと面白い。過去パートや、現代パートでも若者がでてきてYAなストーリーもありつつ、かつて好きだった彼への恋情というよりは友情から育った気持ちがとてもよく描かれている。アメリカのこどもたちには、サマーキャンプってすごく大事な時間なんだろうなあと思います。管理者たちも自分たちよりやや大人なだけのサマーキャンプって、貴重な体験なんだろうなあ。
「変わらぬ愛や幸福な結婚生活は、宝くじに当たるように運だけで手に入るものではないのよ。自分たちで築きあげ、はぐくんでいかなくてはならないの。努力だって必要だわ。温泉に入ってぬくぬくと至福の状態にひたるのとはわけが違うのよ」
「あの夏、湖面にまばゆく (MIRA文庫)」(スーザン・ウィッグス・霜月桂訳・ハーレクインMIRA文庫)p570より
- 「いっしょにくらそ。 1.ママとパパと、それからアイツ (角川つばさ文庫)」母親が再婚したら転校することになってしまってがっかり……したところに出会った「弟」は、同学年のかっこいい男の子で……!中二女子のいかにもな少女マンガ的なあらすじですが、YAらしいところも押さえていて、椋本さんのイラストもきらきら可愛らしくて楽しく読めました。弟視点が読みたいわー。
- 「霊感動物探偵社 5 (LGAコミックス)」動物の霊を見ることのできる女子大生が、ついつい事件に巻き込まれてしまうシリーズ。よいミステリで、ちょっとしたユーモラスな感じも、しっかりとした絵柄も好ましいです。
- 「放課後さいころ倶楽部 (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)」ボードゲームがテーマ。カードゲームとかやってみたいなあ。
- 「ザ・花とゆめ 2013年 12/1号 [雑誌]」モリエサトシさんのは、白泉社ぎりぎりですな……。ま、テーマがテーマですからね。
*1:レイクショア・クロニクル