なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」ホームズとワトソンが二人とも女で、しかも現代のロンドンでって!どストライクでしょ!アフガンから帰還した軍医のワトソンは、壮絶な過去を隠して新しい同居人と暮らし始める。彼女の名は「シャーリー・ホームズ」。おにんぎょさんみたいだけど毒舌、そして可愛らしいって無敵だ!そして私はアホなワトソンも好きすぎる!ものすっごい面白かった!買ってよかった〜。いちいち女の子っぽい彼らの行動とか、サイバーな221Bとか。これはいいアレンジだ。「カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)」の語り口とかなり似ているので、そっちが好きな人にもおすすめです。

「時代は百合ホームズ!」
高殿円シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」(高殿円早川書房)p228より

  • 天盆」中国っぽい国で、「天盆」という将棋ライクな盤競技に夢中な人々のお話。C Novels Fantasia大賞特別賞受賞作。面白いのは面白かったけど、ちょっと語り口とかが多崎礼さんを思い出しすぎてしまったかも。新書でもよかったかな。このくらいのサイズであれば、もう少しそれぞれの面を描いてほしかった気がする。
  • 老術師の罠 妖国の剣士(3) (ハルキ文庫 ち 2-3)」剣士に片思いをしながら、剣術を学んでいる女剣士。術に生きるわけでもない彼女のどっちつかずさが、どこにいくんだろう。もう蒼太とくっつくでいいと思うんだけど(^^;
  • いっしょにくらそ。 3.ホントのキモチをきかせてよ (角川つばさ文庫)」親の再婚で一緒に暮らし始めた義理の弟・煌也に片思いをしているみづき。煌也の気持ちを盗み聞きしてしまって傷ついてしまう……。なんておとめちっく!都合のいい弟!でもそれが面白い!王道さまさまです。これこどもが読んだらときめいちゃいますよ〜。青葉ちゃんがなかなかいいスパイスになっています。そして世間にもまれたお母さんがたまに言うシビアな名言がまた楽しい。おすすめです。