読了本
- 「ペテン師ルカと黒き魔犬 (上) (ウィングス・ノベル)」「ペテン師ルカと黒き魔犬 (下) (ウィングス・ノヴェル)」不思議な力を父親から受け継いだルカだが、その力は教会によって「いまわしい魔術」として処罰対象になっているため、隠して流浪の旅を続けていた。そんなときに出会った子犬により、彼の運命は大きく変わることとなる。ちょっとBL……ではないけどいちゃついている感じはありますが、楽しく読めました。けっこうシリアスなあらすじなはずなのに、肝心のルカと魔犬が単純思考なので、どうしてもコメディ方向に(笑)。
- 「三軒茶屋星座館 春のカリスト」「二人のパパ」と娘による「三軒茶屋星座館」に、大きな出来事がふりかかります。それぞれがそれぞれの方法で苦しんでいるのに、理解しあえないのは、くるしい……。にしても、大きなものをなくしたなあ……。
「だが、幸せは、不幸になるための代償じゃない」
ピカ爺「三軒茶屋星座館 春のカリスト」(柴崎竜人・講談社)p68より
- 「オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2: 後輩メイドと窓下のお嬢様 (新潮文庫nex)」現代の北海道に、19世紀の英国として暮らす館がある。その館でメイドとして生きることを選んだ「アイリーン」だが、今回は後輩メイドと「お嬢様」にやられてしまうというお話。まあいろいろあったな……期待通り、楽しく読めました。このシリーズ好きだわー。英国が好きだからというだけではなく、現代に昔の英国というその設定の無理さをがんばっていくところとか、そこにめげる主人公が「執事」さんによろめいちゃうところとか、た、楽しい……!どーみてもいちゃついてたよね>二人(笑)。