読了本
- 「続 この大陸で、フィジカは悪い薬師だった (電撃文庫)」「悪い薬師」として指名手配されているフィジカと、彼女の「ほんとうのすがた」を知ってしまった少年の旅の終わり。わー、いいシリーズでした。ファンタジー版シートン動物記を書きたかった、という作者のことばになるほど、と思いました。幻獣と呼ばれるものたちがこの世界にいて(現実に生きている「獣」だったりするのですが)、それらの謎をといたり、病を治したりしていく話で、ひとつひとつのエピソードも小気味よく、ラストはかなり大きな流れの話もいれてきて、よくまとまっていたと思います。面白かった。